回折・散乱Ⅰグループ
グループ概要

回折・散乱Ⅰグループリーダー
大石 泰生
構造物性の研究」は "物質の物性と関連した構造"を明らかにする研究です。 回折・散乱Iグループでは、 SPring-8の高エネルギー、高輝度、高平行性、偏光特性、パルス特性を利用した放射光X線回折・散乱実験を行い、 物質の性質・機能発現の起源となる電子密度レベルから原子配列、さらに高次構造を解明する構造物性の研究を行っています。研究対象分野は、固体物理、化学、材料科学、高分子科学、分子生物学、地球・惑星科学など広範囲に及びます。本グループの研究員は、各研究分野の先端研究を推進するため、SPring-8の光源特性を最大限利用した、最先端のビームライン・測定装置の維持管理・高性能化、及びユーザーサポートと外部機関研究者との共同による先導的研究を行っています。
回折・散乱Iグループは、極限構造物性チーム、結晶構造解析チームと動的機能構造チームの三つのチームより構成されます。 極限構造物性チームは高圧・高温・低温等の極限環境下での物質の構造物性研究を、結晶構造解析チームはオペランド計測や精密構造解析による相転移等の物質のダイナミクス・物性起源解明の研究を、動的機能構造チームは生物・ソフトマターの動的な情報を含む構造解析研究を、 遂行することを任務としています。
グループ構成チーム
- 極限構造物性チーム
- 超高圧・高温・低温等、極限環境下でのX線回折・散乱測定を主力とした構造物性研究を行っています。超高圧発生装置が配備されるBL04B1やBL10XUの高性能化及び維持管理・運営と利用者のサポートを行っています。
- 結晶構造物性チーム
- BL02B1、BL02B2での高分解能X線回折やBL40XUでの微小試料X線回折等、測定装置の維持管理・高性能化を推進し、オペランド計測や精密結晶構造解析による相転移等の物質のダイナミクスや物性起源解明のための構造物性研究を行っています。
- 動的機能構造チーム
- 共同利用ビームラインのBL40XU(高フラックス)、BL40B2(構造生物学II)において、主に生体高分子や有機高分子等のいわゆるバイオソフトマテリアルを対象とする非結晶小角散乱・回折実験のサポート、装置の維持・高度化、外部機関研究者との共同による先導的研究を行っています。
メンバー
- 主席研究員 大石 泰生(グループリーダー)
極限構造物性チーム
- 主席研究員 大石 泰生(チームリーダー)
- 主幹研究員 綿貫 徹(兼務職員)
- 主幹研究員 肥後 祐司
- 主幹研究員 丹下 慶範
- 主幹研究員 平尾 直久
- 研究員 河口 沙織
結晶構造物性チーム
- 主幹研究員 杉本 邦久(チームリーダー)
- 主幹研究員 河口 彰吾
- 研究員 安田 伸広
- 研究員 福山 祥光
- 博士研究員 中村 唯我
動的機能構造チーム
- 主幹研究員 関口 博史(チームリーダー)
- 主幹研究員(技術担当) 増永 啓康
- 主幹研究員 加部 泰三
- 研究員 太田 昇
- 技師 青山 光輝
- 特別嘱託職員 岩本 裕之